コンセプト

私たちが考える住まいについて。


はじめに。

「自然と人の暮らしがつながる住宅設計。」

当社が考える住まいは、自然の風やあたたかい光を上手く取り入れる工夫をし、表情豊かな自然の木を使った住む人の心が豊かになる場所をつくることです。
ご家族がいつも触れる素材のこと、家の中と外のつながりが持てる自然と調和した暮らしを大切に考えていきたいと思います。

リビング
濡れ縁


「機械(設備)だけに頼るのではなく、自然に寄り添った住まいを考える。」
気流を止めて冷気や壁内結露を防ぎ、断熱性能を高めて冷暖房の負荷を小さくするのは現代の住宅建築ではとても大切です。
さらに突き詰めると、熱(暑さ)や冷気(寒さ)は窓からの出入り(伝わり)が大きいということで、窓を少なくしたり小さくする。そして機械(換気設備)で室内環境をコントロールする。気密や断熱性能を高めてエネルギーの無駄を抑えることは勿論大切ですが、しかしそのことばかりを追求しすぎるとどこか窮屈な家になるような気がしませんか?けして、外の環境を無視して暑い家や寒い家をつくるという訳ではありませんが、どちらかというと外の環境から閉ざされた家より、ここちよい風や光が自然と入る家。そんな暮らしを考えた住まいをご提案していきたいと思っています。

そして、シンプルにつくること。
家づくりは「あれもしたい、これもしたい。」と、夢や希望がたくさんあると思います。
しかし、いろいろとやりすぎて(凝りすぎて)住みにくい家になってしまった。そんなことにならないように。
間取りもデザインもスッキリとしたシンプルな家は暮らしやすくて一番のローコストに繋がります。



日本の家づくりにふさわしい木を使う。


「国産材、岐阜の木で家を建てる。」
昔から日本の家づくりでは耐久性を要する場所にはこの木を使い、強い力が加わる場所にはこの木を使うというように大工さんや工務店が使う場所と木の性質(特性)をしっかりと考えて行われてきました。
しかしいつからか、外国の木がどんどん日本に入るようになり、一時期は「日本の木造住宅の70%~80%が外国の木で建てられている。」と言われるほど急増しました。
木が育つ環境の違い。
春、夏、秋、冬と気候の変化が大きい日本で育った木と、気候の違う外国で育った木。
どちらが適しているのかと聞かれれば、日本の家は日本の四季(気候)で育った木を使うことがベストだと言えます。

私たちが土台や柱に使うヒノキ(桧)。
ヒノキの優れた強度と耐久性は世界遺産である奈良の法隆寺が証明しています。
スギ(杉)は構造材から内装材まで幅広く使用され、大きく育った杉は粘り強く梁や桁にも適しています。
それぞれの特性を生かして(考えて)木を用いる。
私たちはそんなことを考えて木の家をつくっています。

岐阜の木で家を建てる

「木の家を適正・お値打ち価格でおつくりします。」
一般に無垢の木は「高価」だと思われがちですが、高いのは和室などに使う「節のない高級材」であって、柱や横架材(桁や梁)に使う「適度に節のある木」は強度は変わらず良質でお値打ちな価格です。材木屋として創業し長年に渡り木を扱ってきた当社は、材種や等級(グレード)を適材適所に用いること、また、製材会社と提携をして仕入れルートを確立していますので建築コストを抑えた質の高い木造住宅をおつくりすることができます。

岐阜の木で家を建てる。
また、当社では「ぎふ性能表示材(岐阜県産のヒノキ、杉)」を使用した、ぎふの木で家づくり支援事業申請住宅にも対応しております。こちらの制度を利用すると岐阜県から「ぎふの木の家」として認定されて補助金が交付されます。



あたたかく、心が豊かになるムクの家


木の家


最後になりますが、当社は心地よく、素材の良さが生きる住まいをおつくりしたいと思っています。
近年は、子育て世代の若いご夫婦からも「床は無垢のフローリングにしたい。」と言うご要望がとても増えていますが、木を使うことでその空間で過ごす居心地のよさはもちろん、時間と共に味わいが増すことでより愛着の持てる家になると思います。
たとえ部屋の一部分だけでも自然の木を使ってその良さを感じていただきたい。
私たちは、住む人の心が豊かになるそんな家づくりをご提案していきたいと考えていますのでどうぞよろしくお願いいたします。