古民家リフォーム(山県市高富H様邸)

黒い木と白漆喰のコントラストが魅力のレトロな和の空間リフォーム。

「両親から受け継いだ古民家を自分たちの暮らしに合わせてリフォームしたい。」
若いご夫婦と小さなふたりのお子さん4人家族のこれからの住まいです。
岐阜県山県市高富のH様邸は以前の面影を残しながら、かっこよく、使いやすい(暮らしやすい)古民家に生まれ変わりました。


古いところは古いままに生かし、デザインの一部として取りいれる建築。
黒い梁。黒い柱。木の建具。
その家にしかない良さ、今まで暮らした思い出と価値観を家族で共有する。
古民家のリフォームは、新築にはない趣のある佇まいをつくり出すことができます。

古民家のリフォーム


暮らしにゆとりが生まれるワンフロアのLDK
仕切られていた部屋をつなげることで開放的いっぱいの空間に。

リビング&ダイニング
キッチンカウンターの下には雑誌や新聞を仕舞えるニッチ(収納飾り棚)を作りました。



玄関ホールからの入り口に新調した格子デザインのドア。
おしゃれなカフェのような雰囲気が出ています。

木製格子ドア


黒い木に一番合う白漆喰で仕上げた壁。

漆喰塗りの壁


居間にはご夫婦の希望で元からあった古建具を再利用しました。
昔の建具はとても良い木で作られているので、多少傷んだ所があってもリペア(直す)をして使う価値はあります。

古建具


無垢の床は古材色の自然塗料で仕上げてあります。※ご夫婦のDIY塗装

古民家の居間


多目的スペース
余白を持った変化のできる間取り。
空間に余白があるとその場所がワークスペースになったり、お子さんのスタディコーナーになったり、その時々の使い方ができる家は暮らしにゆとりが生まれます。

多目的スペース


裏玄関への通路(廊下)
横幅6尺(1820)と3尺(910)の収納を設け、こちらも昔の戸を再利用しています。

裏玄関への廊下


ご夫婦の寝室と子供部屋がある二階は明るい雰囲気(デザイン)に。

フローリングと勾配天井はパイン材(無垢板)で仕上げ、壁は漆喰を塗った自然素材の心地よい空間です。

梁が見える部屋


書斎や納戸として、その時の目的に合わせて使える小さな部屋。

小さな部屋


お子さんたちものびのびと過ごせる心地よい空間。
無垢の木と自然素材で作ったお部屋は気持ちがいいですね。

無垢床の和室


思い出と以前の面影を残しつつ、ご夫婦の想いをカタチにしました。

リフォームの施工写真


【山県市高富H様邸リフォームの内容】

■リフォームした場所
1階
・土間玄関
・ホール、廊下
・居間(ダイニング兼)
・囲炉裏の間
・キッチン(対面式)
・お子さんの勉強部屋にも使える多目的の部屋(6帖)
・収納
・勝手口
・和室(8畳)×2部屋
・浴室(システムバスルーム)
・洗面脱衣室
・外物置として使用する架け屋根(テラス)

2階
・夫婦寝室
・子供部屋×2部屋
・ホール兼ユーティリティ(家事室)
・納戸

■内装仕上げ
床 ー 無垢フローリング(自然塗料仕上げ)
壁 ー 漆喰(しっくい)塗り、無垢の板張り
天井 ー 無垢の板張り(梁見せ踏み板天井、勾配天井)

■窓
・YKK AP アルミサッシ(複層ガラス)
・2階に内窓プラマードU
※内窓プラマードUは既存の窓の内側(窓枠の中)に取り付けるリフォーム用の二重窓です。

内窓プラマードU
■建具(ドア)
・古建具(再利用)
・木製建具