- 自然に囲まれた里山でスローな暮らしを楽しむレトロな和の家
岐阜県関市N様邸
木造平屋建て
延床面積:34坪+外縁側3.5坪
「古民家スタイルで建てる平屋の家。」
梁丸太を架けた吹き抜け斜め天井の居間、広々とした土間玄関などご夫婦の想いをカタチに。
また、古建具や電笠照明を取り入れて懐かしい日本家屋の雰囲気をつくり出しました。
平屋建ての古民家風の家が憧れだったご夫婦と小さなお子さん三人家族のお住まいです。
周りの景色と調和した大らかで懐かしい民家のような外観。
ゆっくり日向ぼっこができる広い縁側(外縁)も魅力です。
無垢の木と漆喰でつくる和みのある暮らし。
自然素材の息吹を肌で感じる、心地よいやすらぎの空間になりました。
N様邸は構造材にぎふ性能表示材を使用した「ぎふの木の家」に認定されています。
外観は腰板壁、付け梁・付け柱、木格子を付けて古民家の雰囲気を出しています。
木の温もりに溢れる広々とした室内は、心地よさと暮らしの楽しみが両立しています。
吹き抜け勾配天井の開放的な玄関ホール
三和土(たたき)調の土間玄関
沓脱石と小上がりも懐かしい暮らしを愉しむこだわりです。
廊下も家族と部屋をつなぐ大切な空間。
トイレ(タンクレス)
格子からもれるやわらかい光が、落ち着いた雰囲気を作り出しています。
織部の手洗い鉢と木のカウンター
水栓はアンティークな色に変わっていく真鍮水栓です。
古き良き時代の古建具
ガラス障子(模様硝子)
アンティークな電笠照明
ダイニングキッチン
杉のフローリングは木の香りが部屋いっぱいに広がります。
奥様のご希望で部屋の一部にwalpa(ワルパ)の壁紙を使いました。
和の空間の中に少しだけエキゾチックな雰囲気を取り入れています。
(より雰囲気が出るように無地の壁紙と組み合わせて貼ってあります。)
子供部屋
梁の間に杉板を張り昔の踏み天井のように見せています。
6帖の納戸
クロスはコンクリート打ちっぱなし柄です。
物置として、半分はご主人様の趣味の部屋として使われます。
和室
丸太梁の見える居間
家族が集まる囲炉裏のある居間は、どっしりとした梁丸太が見える吹き抜け空間に。
豊かでここちよい時間が流れています。
玄関ホールの3本戸を開け放すと、とても開放的な住空間が広がっています。
2014年1月 完成
【 建 物 仕 様 】
・構造材 - 岐阜県産木材(ぎふ性能表示材)
・内部天井 - 梁現し+杉板天井
・床 - 杉フローリング
・壁 - 漆喰塗り
・塗料 - オスモカラー、柿渋
・古建具、障子
・三和土(たたき)調仕上げの土間玄関
・レトロな電笠照明・和紙照明
・織部焼の手洗い鉢+アンティーク水栓
など、こだわりいっぱいの木の家です。
→ 住み始めて10ヶ月目のN様邸の様子。
少しづつ、生活感が出てきました。
→ 冬の囲炉裏を楽しむ。
2016年12月17日 お住まい見学の日。
→ 和のある暮らしを楽しむ。
2019年7月 雨の日の夕方。
- 家づくりの思い出アルバム
- 古民家スタイルの家が出来上がっていく様子です。
2013年秋 上棟。
N様邸は「ぎふ性能表示材」を使用した、ぎふの木で家づくり支援事業申請住宅です。
家の中は岐阜県産材の柱や丸太の梁が見える設計で棟上げを行いました。
みんなが思いを込めて家を作り上げていきます。
今回、お施主様であるご主人さんが木部塗装と漆喰塗りで家づくりに参加されました。
仕事帰りや休日に現場に来て作業をするというのはなかなかと大変なことですが、ご自身の手で仕上げることによってより愛着がわきますね。
そしてなにより一生の思い出になると思います。
現しの柱や梁にはオスモカラー(エボニー)を塗り、天井に使用する杉板には柿渋を塗っています。
黒塗りの梁に杉の天井板が映え、心地よい木の空間になっていきます。
外観は腰板壁、付け柱、木格子を付けて古民家風に仕上げていきます。
(屋根は風格のある和形の銀いぶし瓦一文字葺きです。)
2013年暮れ。
家の中も外も工事は大詰めです。
年末から年明けにかけて内装の漆喰を塗るご主人さん。
完成に向けて休日返上で頑張っています。
日本プラスターの漆喰うま~くヌレール(白と若草色)を使用。調合済み(開封してすぐにそのまま塗れます。)で一般の方でも塗りやすいように作られているのが特徴です。
2014年1月 お施主様施工(DIY)の漆喰塗りがすべて完了しました。
みんなの力で理想を叶えた家。
完成です。