よい家をローコストでつくる考え方

一生に一度の家づくりだから、
・おしゃれな家が欲しい。
・平屋の家に住みたい。
・たくさんのこだわりを取り入れたい。
夢や希望はみなさんありますね。

オープンな間取り


しかし、家を新築するということはたくさんのお金がかかるので予算のことを考えると迷うこともたくさんあると思います。

家は欲しいけど、できる限り費用を抑えたい。
そんな時に考える6つのことをお話します。

1.家の面積をできるだけ小さくする。(今現在の生活だけでなく、将来の自分たちの生活をしっかりとイメージして本当に必要な家の大きさを考える。将来お子さんたちが就職や結婚で家を出た時に部屋余りの状態になることも考えられます。)

2.仕切り壁を極力減らしてオープンな間取りにする。(部屋数をむやみに増やさない。)

3.廊下やホールといった単なる通路にしかならない部分をなくす、あるいはその面積を減らす。

4.細々とした収納をいくつも作らない。(広めの納戸を作って収納を集約する。)

5.住宅設備はグレードの高いものではなく標準的なものを選ぶ。(機械には寿命があります。また、現在の住宅設備は標準的なものでも十分な性能はあると思います。)

6.家のデザインはシンプルに。(暮らしに凝った装飾や意味のないデザインは必要でしょうか?住まいはシンプルに作ることが一番のローコストに繋がります。)

大きな面積の家を作れば当然材料費や工事費が増えますし、家の中に壁が増えれば同じ理屈で費用はかさみます。
(ちなみに、建築価格を上げてしまう一番の要因は建物の大きさと間取りです。)
よく考えると、無駄に大きな家は移動や掃除が大変ですし、仕切り壁やドアのたくさんある家はストレスを感じることもあるのではないでしょうか。(また、大きな家はその分光熱費や維持費もかかります。)

ローコストの基本は小さくシンプルに。
住まい方の工夫(計画、設計)で1000万円台で家を建てることも可能です。

そして最後になりますが、ご夫婦で「こんな家をつくりたい。こんなこだわりを取り入れたい。」と考える時、優先順位を決めて(付けて)おいてください。
家づくりは一つ一つのことを積み上げていく作業をすべて合わせたものが価格になります。こだわりたいこと、やりたいことの優先順位を決めておくとお見積もり後の予算調整がスムーズにいきます。
できないことがあったとしても、たくさん悩んで実現した家はとってもいい家になると思いますよ。

2018年12月03日